Touria Blog

みなさん、こんにちは！

トゥーリア のやまやんです♪

 

ただいま北海道は春到来！

いろんな花が一気に咲き乱れる季節が始まりました♪

 

少し前から咲き始めていた水仙。

 

水仙を見ると思い出すのは

 

…薄暗い教室と渋く低い声で

詩を朗読するロマンスグレーのT先生の立ち姿。

 

上品な老紳士とはこのことかーと思いながらも

先生の目を盗んで授業中にヒソヒソと

おしゃべりを楽しんだ１９歳の自分。

 

それは英文学の授業。

 

覚えているのは

W.シェイクスピア

W.ブレイク、 W.ワーズワース…くらいかな（汗

 

T先生の朗読のインパクトで記憶に残っている、だけ

先生ごめんなさい（笑）

 

なぜか耳に刻まれたのは

 

"Daffodils（ダッフォディルズ）"（ワーズワース）

 

私の好奇心スイッチが入っちゃったんだよな〜

「何？その音！！」ってな感じで（笑）

 

先生の朗読から

詩を音で聴き

その解釈を学び

その光景を思い描いた。

 

深い森。

木漏れ日の中の湖に水仙の群生

黄色の濃淡が敷き詰められた静謐な時間

 

ダッフォディルズ！

 

と感情込めて発音するT先生の記憶。

 

ワーズワースの詩を聴きながら

美しい光景を描くのに飽きたら

次の脳内再生はギリシャ神話の

ナルキッソスの話をリピート

 

 

それが私の水仙の思い出。

 

いつか私もワーズワースが見た光景を見てみたい、

と思うのです。

 

とても素敵な詩なんですよ。

当時のテキストがあったのでご紹介を。

 

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Daffodils

W.Wordsworth

I wander'd lonely as a cloud

The floats on high o'er vales and hills,

When all at once I saw a crowd,

A host, or golden daffodils;

Beside the lake, beneath the tree,

Fluttering and dancing in the breeze.

 

 

Continuous as the stars that shine

And twinkle on the Milky Way,

They stretch'd in never-ending line

Along the margin of a bay:

Ten thousand saw I at a glance,

Tossing their heads in springhtly dance.

 

 

 

The waves beside them danced, but they

Out-did the sparkling waves in glee:

A poet could not but be gay,

In such a jocund company:

I gazed-and gazed-but little thought

What wealth the show to me had brought;

 

 

 

For oft, when on my couch I lie

In vacant or in pensive mood,

They flash upon that inward eye

Which is the bliss of solitude;

And then my heart with pleasure fills,

And dances with the daffodils.

 

 

＜A BOOK OF English Poetry(FROM CHAUCER TO LIVING POETS) Edited with Introduction and Notes By SHOTARO OSHIMA より＞

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水仙を見ると私はこの詩を思い出し、

ワーズワースの詩が描く

湖岸でそよそよと

踊るが如く咲く水仙の群生を

心の眼で見るのです。

 

水仙は私にとって

「今」「学生時代」「詩の世界」

と一度で３つの時間旅行が出来る

楽しい春のお花なのです。

 

 

『心が喜びに打ち震えるような思い出の風景が

時として孤独な瞬間の救いになる』

 

いつの時代も同じなのですね。

 

みなさんの土地はいまどんな季節かな？

楽しかった記憶のアップロードで

気持ちをあげてから現実に向き合う♪

 

長引く自粛生活では

なかなか気持ちは上がりズラいよね。

そういう自分の心は自然だからね。

 

気持ちが落ちて、心がささくれ立つこともある。

頑張っている自分だからこそ、の心模様です。

揺れ動くから人間なのです。

 

意識的にメンタルとマインドを

自分なりに整えるための思い出時間旅行。

 

今日も最後まで読んでくれてありがとう💖

トゥーリア ・やまやとしえ

 

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山屋俊恵（やまやとしえ ）

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